Category: Noya Village

たねの映画上映&お話会レポート:『種をつぐ人びと』@HOOD天神
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たねの映画上映&お話会レポート:『種をつぐ人びと』@HOOD天神

九州も梅雨明けが発表され、本格的な夏がやってきました。 Noya Villageは、朝晩は涼しいようですが日中は夏らしい天気が続いているようです。 そんなNoya Villageでの7月の体験は7月21日と25日です。 Noya Supporterの申し込みはこちら。 先日、HOOD天神にて「たねの映画上映&お話会」を開催しました。 「種をつぐ人びと」 多くの種の権利を保有する巨大企業に対して、その種の主権は自分たちにあると有機の種農家が訴える姿を映したこの映画は、2015年にも国際有機農業映画祭で上映された映画です。 当日は、まずNoya Villageの日野さんから ・現在の「種苗」の現状 ・世界的な種の問題 をお話いただきました。 映画を上映する前には、種のことやその種を取り巻く現状を知り、まずは映画を見る準備を整えました。 映画上映中は、約80分間の上映中本当にみなさんが真剣に鑑賞されている姿が印象的でした。 長時間の映画上映でしたが、映画上映あとの質疑応答タイムでは、映画を見た感想や種に対するそれぞれのご意見が多く飛び交いました。 「どんな野菜から育てるのが育てやすいですか?」 「どこで固定種野菜は買えますか?」 などそのくな意見が飛び交う中、多くの熱い思いを添えたご意見もいただき、日野さんからの回答にも熱が入ります。 今回の上映会&たねのお話会は、固定種のことを初めて知った方ももともと種の知識をお持ちの方もご参加いただきましたが、大変熱量の高い会になり、みなさんと一緒に種について考える時間をともにすることができて、本当によかったと思いました。 ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。   【種のこと】 一体、種は誰のものなのか? 映画でも強く訴えられたこの問いは、私たちが今後考えていかなければならない問題かもしれません。 欧米の国々の子どもの中には、現代の食習慣ゆえに目の前にある食べ物がどこからきているのか、どうやってできているのか知らない子どももいるのだと言います。 「より便利に」「より安く」を追求する日本でも同じことが起こりうる、もしくはすでに起きていることかもしれません。 あらゆる食べ物が、種から生まれ、実になり、私たちがよく見る野菜や果物として成長します。その過程を直に見ることはおろか、想像することさえ、今の私たちの生活の中ではなかなかないことかもしれません。しかし、確実に私たちは種から生まれた植物を食することで、多くの栄養を得て日々生きています。 種を守ることは私たちの食生活を守ること、ひいては私たち自身の命を守ることだからこそ、より身近に種を感じ、今後の未来も考えていきたいものです。  …

NoyaVillage現地イベントレポート:大豆種まき&梅干し作り
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NoyaVillage現地イベントレポート:大豆種まき&梅干し作り

Noya Villageでは、農業体験イベントを毎月開催しています。 今回は、6月23日(土)に開催されたイベントの参加レポートを写真中心にお届けします。 (今後の体験イベントはこちら) 品種改良のプロに聞く、固定種のお話 イベントはまず、「サンアグリ」(大分県九重町)の佐藤さんのお話からスタート。佐藤さんは元は種苗会社に勤め、花卉(かき:観賞用の植物のこと)の品種改良をしていたという、データ分析が得意な農家さんです。現在は自身の農場で、花卉をできるだけ農薬を使わずに育てたり、固定種野菜も生産しています。 (佐藤さんのお話は、あらためて別記事でお届けします。) 佐藤さんから種のお話を聞いた後は、実際に種をまくところまでやってみよう!ということで、みんなで種の選別をしました。この日にまくのは大豆です。 選別をしているときにも、土づくりに使う菌(納豆菌など)のつくり方など、佐藤さんはわかりやすく丁寧に解説してくれました。 終わったのがこちら。これをまいていきます。 この日は雨だったため、直接畑にまくのではなく、ポットにまきました。種をおいたらその上にもまた土をかけます。参加していた子どもたちも、楽しんで黙々とまいていました。 畑を借りて家庭菜園をしているという参加者さんは、自分の畑の写真を佐藤さんに見せて、栽培相談。佐藤さんはどんどんと具体的なアドバイスをしていきます。 種まきが終わるとお昼ご飯。日野さんが固定種を使ってシンプルに味付けをした料理を作ってくれていました。日野さんは湯布院で1日1組限定の温泉宿「艸月」も運営していて、固定種野菜の料理はとても好評のようです。そんな日野さん夫婦の素材&料理の腕でできた今回の定食、とても美味しかったです。 梅をつかったデザートの作り方も教えてくれました。   後半は梅収穫〜梅干し作り この日に漬ける梅は、熟れたものを日野さんが収穫してくれていて、佐藤さんのお話の前にあらかじめ水につけてアク抜きをしました。これから収穫しにいくものは、熟れるまで待ってから使います。 向かったのは日野さんの田んぼ脇にある梅園。ふんわりと梅のいい香りがします。地域の人はだいたい各家庭で梅の木を持っていて、暮らしで使っているそうです。 日野さんの田んぼ。ここだけでなく、野矢エリアに点在しています。 日野さんはお米も自然栽培なので、こうして雑草が生えたり、イモリやいろんな生き物がいたりします。この草たちは一面ものすごい量があるのですが、稲が草に負けないくらい育つまで、日野さんが手で抜くのだそう。(あとはイモリたちが食べてくれたりします。すごいですね。) みんなで収穫した梅はこれくらいの量になりました。 そしてこれからみんなで仕込むのがこちらの熟れた梅です。朝からアクとりをしていたものですね。 まずは梅拭き。傷が入っていないか、柔くなっていないか、一つ一つ確認しながら水を拭き取っていきます。 それから梅を壺に入れて、塩を入れて、を繰り返します。まず日野さんがお手本を見せてくれて、みんなで漬けました。 こんな感じに漬けていきます。 子どもの質問にも丁寧に答える日野さん。 5日後にはこういう風になるよ、とあらかじめ漬けておいたものも見せてくれました。 つけ終わったらおやつタイム。控えめな甘さのあんことお団子に、梅のシロップをかけます。いろんな使い方があるんですね。 おやつを食べながら、栽培トークで盛り上がります。今植えている野菜の育て方や、これから育てるのにオススメな野菜など、日野さんもどんどんアドバイスしてくれます。野矢にはいろんな先生がいるので心強いですね。 私は佐藤さんに教えてもらった「袋栽培」という方法(肥料袋に穴を開けて水はけをよくして、それを鉢代わりにする。しばらく不在して世話できない時には袋の下に水を貯めておけば土が吸ってくれる)を聞いて、試してみようと思いました。 子どもが独立して家庭菜園をはじめたという人から、子育て中の人まで、いろんな参加者があつまりました。アットホームな雰囲気なので、ちいさな子ども連れでも安心して参加できます。 この子は実は我が家の子(笑)。他の参加者に遊んでもらったりしたほか、かまきりの子どもを見つけたりして喜んでいました。農業体験も学びがあって面白かったのですが、田舎体験としても家族で豊かな時間を過ごせました。…

Noya Village通信:【季節のお知らせ】6月のNoyaの様子
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Noya Village通信:【季節のお知らせ】6月のNoyaの様子

いよいよ6月に入りました! 5月のNoyaでの田植え体験から1ヶ月。 6月のNoya Supporter(=野矢の農業体験ツアー)は、 これからがシーズンの梅干し仕込みや大豆や野菜の種まきを 体験できるそうです。 6月のNoya Villageの体験は、6月23日と27日です。 Noya Supporterの申し込みはこちら。 さて、前回は野矢で日野さんが植えてくれた 〝HOODきゅうり〟についてご紹介しました! 今回は、野矢の今をお伝えする季節のお知らせです。 季節を感じながら生活をすること。 季節の食材をいただいたり、 その時期にしかならない木の実を採りに行ったりといった光景が、 自然豊かな野矢ではごく当たり前に広がっています。 そんな野矢で採れる季節の食材や、季節の風景を 定期的にお伝えしながら、Noya Villageの季節を楽しみたいと思います。 それでは、ひのさんから届いた今のNoyaの様子です。 <Noya Village通信> さて、6月に入りました! 田植え体験からも1週間が過ぎ、田んぼの様子や、 次回の梅の仕込みにつかう、梅の木が成長しているか、気になります・・・ 田んぼ そろそろ、根も張ってきたようです。 試しに、1本抜いてみると・・・。 植えてもらった参加者のみなさんは、分かるでしょうか?? 小さなポットから、広大な田んぼへ移されたことで、稲も気持ちよく根を伸ばすことができます。 根が少し長く太くなりました。…

Noya Village通信:HOODきゅうり、発芽しました!
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Noya Village通信:HOODきゅうり、発芽しました!

5月のHOODイベントのあと、日野さんが野矢で固定種きゅうりを植えてくれました。 私たちがHOODきゅうりと呼ぶことにしたこのきゅうり、その後をお知らせいたします。 8日目にはもう双葉が。 写真は、日野さんに撮っていただきました。現地からのレポートうれしいですね。 6月23日と27日にある農業体験イベントでは、私たちも現地を訪れて取材いたします。 また、この「Noya Village通信」では今後も日野さんから教えてもらう野矢の状況をお知らせしていきます。体験イベントで仕込む梅干し用の梅など、今はどうなっているのでしょうか?

6月開催!「Noya Supporter」農業体験のお知らせ&5月開催イベントレポート
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6月開催!「Noya Supporter」農業体験のお知らせ&5月開催イベントレポート

筑後川がはじまる場所、大分県九重町の野矢地域 福岡の重要な水源の一つである筑後川。その上流にさかのぼると、東のはしっこに「野上川」という支流があります。東西に大きく流れる筑後川にはいろいろな源流がありますが、東の起点(参考イラストマップ)はどうやらこの野上川のように思えます。 「野矢」地域はそんな野上川の流域にあり、きれいな里山風景が広がっています。私たちや多くの人の暮らしを支える筑後川がはじまるところだと思うと、ちょっと気になりませんか? 源流の里山を守る「Noya Village」プロジェクト 野矢で暮らす源流の人たちは、古くから山を開拓して田や畑にして暮らしてきました。しかし現在は野矢も高齢化が進み、せっかく作り上げてきた里山も荒れはじめているそうです。 そこで野矢の里山を守るため、農家の日野さん夫婦は固定種野菜をつくる伝統的な農業を地域で広めています。自分たち夫婦だけでなく、野矢地域のおじいさんやおばあさんたちにもタネを提供してみんなで栽培し、固定種野菜を特産品としていこうと取り組んでいるのです。 そうして野矢地域を「Noya Village = 固定種野菜自給自足のムラ」にしていきながら農業体験や田舎体験をしたい人を招くことで、持続可能な里山づくりを目指すといいます。(もし野矢に住みたい若い人たちがいれば、移住もできるだけサポートしたいのだそう。) そんな「Noya Village」の活動を私たち福岡移住計画も応援しています。 そこで「はじめるひと」を応援するHOOD天神で、日野さんたちと固定種について学んで・はじめるためのプロジェクトをスタートしました。今回の記事では、5月に開催したHOOD天神でのイベント内容と、6月23日、27日に野矢で開催する農業体験イベントについてお知らせします。 日野さんたちと一緒に源流の里山を守りたい方、固定種野菜づくりに興味のある方など、ぜひ「Noya Village」の農業体験にお越しください。ご参加をお待ちしています!(詳細はこの記事末でご案内しています) 自分たちの食を自分たちで守りたい どうして固定種なのでしょうか?日野さんが固定種の野菜栽培をはじめたきっかけは、「雄性不稔」という株のタネで野菜をつくる現代農業への違和感だっといいます。 簡単にいうと、雄性不稔というのはオシベがない株のことで、そのタネを使った効率的な農業生産が世界でも日本でも広く普及しているのだそう。そのためたとえば流通している大根を植えておいて花を咲かせると、ほぼオシベがないのだとか。HOOD天神でのトークイベントでは、参加者にオシべのある固定種野菜の大根の花が配られました。 雄性不稔を利用した農業は「なんだか自然じゃないな」と感じた日野さんたちは、自分の食は自分で守るために固定種だけ栽培していくことにしました。そして同じように感じる人たちがいれば固定種も選べるような選択肢を守っていきたいと考えています。先代から続いてきたタネで、自分たちで食べものをつくる人たちを増やしていくことも、Noya Villageは目指しているのです。 タネをまいて、タネを採る。固定種栽培はいのちの循環 日野さんは、タネからみると野菜は大きく2タイプに分けられるといいます。 1つはトマトのように、一般的に食べるところ(実)の中にタネが入っていて、タネまで食べるタイプ。もう1つは大根のように、食べるところ(実)とは別にタネができてタネは食べないタイプです。 どちらにしてもタネは自然とできて、そのタネがまた次の世代のいのちを芽吹きます。そしてたとえばトマトを食べるとき、私たちはタネのいのちもいただいていて、大根であれば花を咲かせてタネをつくるはずだった分の、タネのエネルギーごといただいている、ともいえるのです。 日野さんのそんなお話を聞いていると、いのちの循環やエネルギーの生態系循環の壮大さを感じました。タネがずっと続いてきているなんてすごいですよね。 HOOD天神でのイベントでは、こうした日野さんのトークのほか、固定種野菜の試食もあり、 日野さん:「この花はなんの野菜だと思う?」 参加者:「うーん、ゴマ?」 日野さん:「おしいっ、ルッコラでしたー」 のように味覚を楽しんだり、シンプルな調理でも「野菜の味が濃くて美味しい」と味わったりして盛り上がりました。 タネを採って、まいてみよう!…

たねの里「Noya Village」×  福岡移住計画 新プロジェクトスタート
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たねの里「Noya Village」× 福岡移住計画 新プロジェクトスタート

ーこれから先、わたしたちの生活から日本古来の野菜がなくなってしまうかもしれない。そんな未来を前に今わたしたちにできることは何だろう。(2018年5月21日更新) 固定種という種から生まれた野菜があることをご存知ですか? その固定種野菜を育て、守っている大分県九重町のNoya Villageと福岡移住計画(HOOD天神)との共同プロジェクトが5月よりスタートすることになりました。 今、わたしたちが考える「食」のこと、「たね」のこと ■Noya Villageとは Noyaは、湯布院(大分)から電車で13分のところにある「野矢」駅周辺の静かな里山地域。 そんなNoyaの未来を考え、固定種の「たね」を自家採種することで守りながら、自給自足できるようにしていく取り組みが『Noya Village』です。 <Noya village(運営者:Noya Design Project):http://noya-village.com/> ■固定種野菜とは 野菜のもとを辿ると、その全てが種にたどり着きます。 そしてその種には、「固定種」と「交配種(F1種)」の2種類が存在するのです。 私たちが普段の生活の中で口にしているほとんどの野菜は、「交配種(F1種)」と言われ、性質の異なる系統の掛け合わせによって採られた雑種です。この交配をいくつも繰り返し生まれているのがF1種の野菜になります。 一方で、Noya Villageで栽培をしているのが「固定種」と呼ばれ、よくできた野菜を選んで種を採り、その種を蒔いて新たに野菜を育てるという工程を一つ一つ繰り返してできる種です。そのため採れる量も限られています。   量産が可能な交配種(F1種)と異なり、固定種の野菜はできた野菜から採取するため、種によって色や形、大きさ、さらには生育のスピードさえも変わってきます。多様な変化を受け入れながら種を守り、育てていく。そうやって育てられた野菜は、私たちが一般的に食べている野菜と比べて味が濃かったり、とびきり辛かったり、個性豊かな野菜が多く存在します。今の私たちがよく口にする野菜は、本来の野菜よりも味も栄養価も大きく失っているようです。 九州(大分)で「たね」を守ること、歴史を紡ぐこと   今回共同プロジェクト実施にあたり、『Noya Design Project』の中心メンバーである日野克哉さんを訪ねて、大分県九重町の野矢地区へ訪れました。   もともとは兼業農家として農業に携わっていた日野さん。 5年前に専業で農業と向き合いたいと決意し、様々な勉強をする中で「固定種」と出会ったそう。   「昨年取った野菜の中から、よくできたものを選び種をとり育てて苗にします。種類によっては花粉なんかですぐに違う種類と混ざってしまうものもあるので、種を隔離して育てたりもするんですよ。そうやって苗になるまでに、1ヶ月のものもあれば、3ヶ月かかるものもある。育つスピードも、出来上がる形や大きさもそれぞれなのが固定種ならではの面白さだと思います」  …

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