シェアオフィスHOOD天神がお届けする 「チャレンジする人のための小さな学び場 = HOOD SCHOOL」
これまでに、場づくり講座、wordpress講座、プレゼンテーション講座など。様々な講座を開催してきました。
2019年に入り、このHOOD SCHOOLの講座は「学校の先生」の受講が多くなりました。
「なぜだろう・・・?」
こちらの記事では、HOOD SCHOOLの様子とともにその疑問を紐解いてみたいと思います。
HOOD SCHOOLの中でも、最近学校の先生によく受講していただく講座が、こちらの2つの講座。
上記2つの講座は、今年1月より定期的に開催しているのですが、大変ありがたいことにどちらも公開とともに満席になるほど大人気講座です。
【グラフィックレコーディング講座とは?】
会議の内容やそこで飛び交った議論を絵や図を使って可視化する「グラフィックレコーディング」。
その楽しみ方は、以前HOOD天神でも記事にさせていただきました。(記事はこちら)
文字だけが並ぶ議事録と比べて、手書きで味のある絵や図があることで、楽しく記録をすることができる記録法の1つです。
堅苦しくなりがちな会議が柔らかい雰囲気になったり、飛び交う意見を整理しやすくなり、会議が効率的になるということで今様々なシーンで活用されています。
(ほぼ日刊イトイ新聞でも特集されていました)
【デザイン思考体験ワークショップとは?】
イノベーションのための1つの方法論でもある「デザイン思考」。
過去のデータや経験だけに頼らず、デザイナーが考える手法で解決策を見つけていくという思考法です。
新しい商品やサービスを生み出す時に、考え方のヒントになると現在では多くの書籍も出版されるほど注目されている思考法の1つですね。
▲3/12に開催された「デザイン思考体験ミニワークショップ」の様子
会議の場で有効的に使われるグラフィックレコーディングという手法と、新しいアイディアを創出するための思考法であるデザイン思考。
–なぜ今、それが学校の先生にも注目をされているのでしょうか。
その背景には、2020年の教育改革が関係しているようです。
2020年には、新学習指導要領が小学校で全面実施、さらに大学入学共通テストが実施開始。
さらには、2021年、2022年には中学・高校で新学習指導要領が実施予定と日本の教育現場が大きく変わろうとしています。
つまり、小中高大 全ての学びのフェーズでこれまでとは違う学校教育が必要になるということです。
先生から生徒への一方通行のコミュニケーションで1つの絶対的な答えに導くのではなく、目の前にある現実の中から課題を自ら見つけ、それを解決するために先生と生徒が双方向の対話をすることが求められてきます。
来たる未来のために、学校の先生は今これまでの教育を見つめ直し、改めて学び直しをしていらっしゃるのですね。
そんな学校の先生にとってHOOD SCHOOLでのグラフィックレコーディングやデザイン思考の講座は、どのような効果を与えているのでしょうか。
そこには2つのポイントが隠れていました。
1.講座自体が「対話」を重視している
これからの学校教育でもキーワードとされている「対話的な学び」。
一方的なコミュニケーションではなく、生徒同士・先生と生徒など周りの人と意見を交換し、価値観を共有しながら進めるということ。
▲グラフィックレコーディング講座での様子
グラフィックレコーディングという手法そのものも、結論だけを記録するのではなく、どのように合意形成に至ったかその過程をも記録するという手法です。
そんなところも、「対話的な学び」を体験したい先生方にとって新しい視点になっているのかもしれません。
2.主体的に「楽しむ」が隠されている
さらにこちらも、これからの学校教育で注目されている「主体的に学ぶ」こと。
そして主体的に学ぶことには欠かせないのが「楽しさ」。
その楽しさを大人の学びの中でも体験をすることができるのが、HOOD SCHOOLの学びでもあります。
実際にデザイン思考の講座の中では、“図工の授業?”とも言えるようなシーンもあります。大人になるとなかなか体験できないクリエイティブで知的な楽しさは、ぜひ体験をしてもらいたい感覚です。
▲「デザイン思考体験ミニワークショップ」での様子
そんな楽しさを、これからの学校教育に!とHOOD SCHOOLを受講していただいるようで、とても嬉しく思います。今後も定期的に開催をしていきますので、ぜひご興味あればご参加ください!