【実施レポート】『Support! Small Business for KUMAMOTO & OITA熊本大分オープンミーティング powered by Googleイノベーション東北』

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去る6月10日に、5月からスタートした熊本大分震災支援イベントの第二回が開催されました。

今回は、街の個性を形づくっているスモールビジネスに『ぼくたち、わたしたちになにができるのか』をテーマに、約50名以上の参加者が「HOOD天神」に集まりました。

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主催したのは「熊本大分スモールビジネス支援プロジェクト実行委員会」と「Googleイノベーション東北」。

イベントは複数会場をGoogleハングアウトでつないで進行。HOOD天神には5年前の震災で甚大な被害を経験した東北のスモールビジネスオーナーたちが登壇し、熊本と大分の会場では現地のスモールビジネスオーナーたちがトーク参加しました。さらに「Googleイノベーション東北」もGoogleオフィスを東京会場として開放。熊本大分の現状や、東北の経験をシェアする中で、福岡や東京からもできることを考えるきっかけやつながりが生まれていきました。

以下でイベントの様子をレポートでお伝えします。

まずはHOOD天神から、司会進行を務めた九州大学の田北先生が各スピーカー紹介と流れについて案内。16名の多様なスピーカーを紹介する中で、震災支援には「これだけ多様な人たちが関わっている」ことを参加者に伝え、「東北の知見について聞きたいことを聞く」ことをイベントの軸として、まずはイントロダクションから入り、熊本大分東北の順で現状等を聞いた後にディスカッションに進むことに。

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イントロダクションでは、「熊本大分スモールビジネス支援プロジェクト実行委員会」の坂口修一郎氏からイベント開催のきっかけと狙いについて話がありました。
“熊本大分震災は津波・火災・放射能の大きな被害がなく外からは一見平穏で被害状況がわかりにくいのではないか、そして現地の人は東北のこの5年間の話を今後のガイドとして聞きたいのではないか”と坂口氏は考えたそうです。そこで両者が地域を超えて経験知を共有する場を設け、震災支援に関心がある人たちも集めることで、みんなで一緒に次のフェーズを考えられるようにしたかったということです。

熊本の現状について熊本県庁の杉村輝彦氏は、県内GDPの約8割に相当する被害額となったことなどから、今回の震災の特徴として「経済的なインパクトが大きい」ことを挙げました。

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具体的事例として、熊本で物販店を経営する中川正太郎氏が紹介したのは、初期投資を回収していないのに震災被害を受けた知人店の状況でした。そしてライターの木下さんが目にしたのは、アーケードが被災したためにお店が無事でも続けられなくなったり、夜の客足が引いて困っているお店の姿。ロースターカフェを経営する山根洋輔氏は、チェーン店ではなく個人店でどうやってお金を使ってもらうかがこれからの課題だと感じているとのこと。

こうして熊本の状況がシェアされ、次に大分会場から現在の様子が伝えられました。

大分で旅館を経営する高田淳平氏は、旅行客が震災後に減ったと言います。ゴールデンウィークの客数は例年の1/3ほどで「開店休業状態」ですが、夏以降また集客していきたいとのこと。バール経営をする桑島孝彦氏も客足が減っている状況を伝えました。お店のある地域の産業は観光と農業で、今は農期のため地元客も少なくなっているそう。さらに外国からの観光客も減っている、と旅館を経営する鶴田宏和氏は言います。大分県内でも震災後に街が賑わわずに、スモールビジネスが経済的打撃を受けている状況が共有されました。

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東北の状況については、福島県で眼鏡店を経営する薮内義久氏とセレクトショップを経営する藁谷郁生氏が震災直後からその後の活動の話がありました。
当時2人が「LIFEKU(ライフク)」という商業振興プロジェクトを立ち上げると、9店舗のお店が業種を超えて集まったそうです。そうして「LIFEKU」で活動した事例の1つがピンバッジ「Fピン」の販売で、売り上げを被災店舗などに寄付してきたとのこと。そしてこの「Fピン」のデザインについて、2人はデザイナーの言葉が強く印象に残っているといいます。「かわいそうでは続かないし、がんばろうでは波及しない。モノ自体がかわいいとか、いいモノをつくろう。」という想いが「Fピン」に込められているとのことです。

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薮内氏と藁谷氏の活動について、田北氏は「社会貢献と商売が分かれるというより、社会に密着した商売」が印象的だったとコメントしました。

続いて東北の事例紹介として登壇したのは、宮城県女川町復興連絡協議会の戦略室に入り支援経験のある小松洋介氏。民間による復興提言書の作成をサポートした際の経験などの話がありました。

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震災後「これからの町をどうするんだ」「女川の町は俺たちが守る」という声が民間から上がり、協議会が立ち上がります。復興には20年かかるだろうということでメンバーは30代から40代の若手が担い、60代以上は若手の支援役へ。そして復興計画を民間でつくっていく中では、それぞれの商いの主張がぶつかったり、産業間に壁があることもあったそう。それでも「この町をどうするか」という広い視点で、意見がまとまっていったといいます。そうして行政に対して「これをやりたいがどこまでできるか」とやりとりを重ねていったとのことです。

こうして熊本大分東北それぞれのトークは終了。地域を超えたオープンディスカションへと進みます。各会場から東北のスピーカー3名へたくさんの質問が投げかけられました。そして懇親会へと続くのですが、その前に主催者の坂口氏から、自分たちにできることとして新しいプロジェクトの紹介がありました。

「熊本大分スモールビジネス支援プロジェクト実行委員会」は、OITAとKUMAMOTOへ、つながりが見える丁寧な支援をしようと「OKプロジェクト」を立ち上げました。

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活動は大きく2つ予定。1つは消費地で熊本大分のモノを売る「マーケットキャラバン」です。例えば6月20日からは渋谷ヒカリエで「OK SHOP」をオープンします。福岡では7月9日から10日まで福岡パルコで販売イベントを開催する予定です。
活動の2つ目では広域をつなぐ「ミュージックフェスティバル」の開催を計画しているとのことです。
同時にこうした支援活動の運営サポートメンバーも募集しています。
▽詳細は下記より
https://www.innovationtohoku.com

いかがでしたか?HOOD天神では『ぼくたち、わたしたちになにができるのか』を考えるきっかけづくりとして、今後も熊本大分震災支援イベントを開催していきます。
これまで参加を逃したという方も、次回HOOD天神に来てみませんか?

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