Vol.06 〜身体から心から、元気になる時間を〜 薬膳サロン Venus Blu(ウェヌス・ブルー) 田邉 久美子さん 透明のポットにお湯が注がれると、ゆっくり開いていく凍頂(とうちょう)烏龍茶の茶葉と、水中を舞うキンモクセイの花びら。 その幻想的な様子に見惚れていると、聴こえてくる久美子さんの声。 「これは、身体が冷えがちな現代の私たちにおすすめのお茶ですよ」 今回お話を伺ったのは、薬膳サロンを主催する Venus Blu(ウェヌス・ブルー)田邉 久美子さん。 「誰かと会って話したり、美味しいものを食べるだけで幸せを感じることがあります。そこに薬膳という漢方の知識を取り入れることで日頃の疲れを癒し、身体から心から元気にしたい」 そんな想いを抱いている久美子さんは、和食だけでなくフレンチのレストランと共同でメニューを開発したりイベントを行ったり、薬膳の可能性をもっと多くの人に感じてもらえるよう、活動しています。 お話していると、つい色々なことを相談したくなってしまうような雰囲気を持つ久美子さん。その魅力はどうやって作られるのでしょうか。そのヒントをもらうべく、お話を伺ってきました。 1.毎朝1分間、自分の身体に想いを馳せてみる 久美子さんは朝、目覚めて顔を洗うついでに顔色をチェックします。 「目は腫れぼったくないかな?」 「むくんでないかな?」 そしてお水(もしくはお白湯)を1杯飲みながら…自分の今の身体に想いを馳せます。 「寝覚めは良かったかな?」 「胃はもたれてないかな?」 「昨日、少し頭が痛かったけど治ったかな?」 1分くらいの短い時間、昨日と今日の違いを比べてみて、そこからお茶を作ります。…