もっと近くに、シームレスに、HOOD天神でつくるあたらしい場所。

こんにちは!HOOD天神コミュニティマネージャーの野上です。
もうすぐ春ですねえ^^

今年で4度目の春を迎えようとしているHOOD天神ですが、最近ではすこしユニークなイベントを開催していただけるようになりました。

1月26日にDJダイノジこと大谷ノブ彦さんによる「ダイノジ大谷ノブ彦独演会」が、そして先日2月23日にはワタナベエンターテインメント九州の芸人さん3名による大喜利ライブ「大喜利さん、こんにちは!」が開催されました。

これまで”シゴト”と”地域”に関する発信が多かったHOOD天神でお笑い系イベントがたてつづけに2本も開催されているのです。ちょっと意外ですよね?(笑)
人を笑わせることを生業とする芸人さんたちがHOOD天神でどんなライブをやってくれたのか、イベントスタッフとして立ち合った私の感想も含めてお話したいと思います。

ダイノジの大谷ノブ彦さん、じつは芸人、DJ、大学講師と、3足のわらじをはくパラレルワーカーなのです。お笑い芸人としてはもちろん、DJダイノジとして名前をご存じのかたもいらっしゃると思います。そして、大分ご出身の大谷さんは、近年では別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)の講師もされているそう。はじめて聞いたけど、なんかすごい。。。トークライブの冒頭からなんだかわくわくしていました。

▲ダイノジ大谷ノブ彦さん

大谷さんのお話には九州、とくに福岡・熊本・大分への熱い思いがいっぱいつまっていました。大分での幼少・学生時代の話、福岡ですごした若手芸人時代の話、数々の苦労を重ねて生きてこられたいま、故郷大分に教育という分野で関われていること。そして、人に笑いを届ける芸人としてどんな想いで「笑い」や「しあわせ」と向き合っているか。そんな話をHOOD天神にあつまってくださったお客さんたちとまるで一対一の対話をするような距離で、熱く、深く、2時間たっぷり語ってくださいました。

そしてつい最近、2月23日に開催されたのは「大喜利さん、こんにちは!」。こちらは福岡で活躍中の春奈さん、土居上野祥平さん、チムニー原健太郎さんによる大喜利ライブでした。
「福岡芸能界の都市伝説を教えてください。」、「こんな山笠はいやだ。どんなの?」といった”お題”に3人の芸人さんたちが面白おかしくこたえていきます。

▲春奈さん(ステージ左)、土居上野の祥平さん(ステージ中央)、チムニー原さん(ステージ右)による「大喜利さん、こんにちは!」

じつはこの3人が所属するワタナベエンターテインメント九州さんはHOOD天神のすぐちかくに事務所をかまえていらっしゃいます。
主催者の春奈さんによると、カフェにいくみたいに気軽に、お客さんとの距離もちかくて芸人同士が競い合うこともないゆるっとしたお笑いイベントをやってみたかったんだそうです。だから、「~グランプリ」とか「~バトル」とかじゃなく、「~こんにちは!」なんですね。春奈さんがHOOD天神の前を通りがかったときに偶然にこの場所をみつけてくださったことがきっかけで、このあたらしいスタイルのお笑いライブイベントが開かれることになったのでした。

HOOD天神にきてくれた芸人さんたちは、みなさん本当に丁寧で気さくな方々ばかりでした。そして人に笑いを届けることに常に真剣に向き合いアイデアをめぐらせていらっしゃいました。だからこそ、オフィス空間/舞台/客席という壁をとびこえてHOOD天神に足を踏み入れてくださったのだと私は感じました。

ふだんはワークスペースや学びの場としての空間をつくっているわたしとしては、お笑いライブ実施のサポートというのははじめての経験で、それこそ控室や音響設備の品質に気をつかうという芸能人のマネージャーみたいなことをさせてもらった2か月でした。
とりあえず終わってみて、HOODってこんな風にいろんな人にいろんなスタイルでつかってもらえる場所になってきたんだとしみじみと実感しています。HOODという名前は、いろんな場所を行き来する”風の人”と一つの場所をじっくり耕す”土の人”が混ざり合う”風土”を意味します。2016年の春にスタートしてから3年がたち、HOOD天神はその名前にふさわしい場所に育ってきているようです ^^