, Noya Village

6月開催!「Noya Supporter」農業体験のお知らせ&5月開催イベントレポート

筑後川がはじまる場所、大分県九重町の野矢地域

福岡の重要な水源の一つである筑後川。その上流にさかのぼると、東のはしっこに「野上川」という支流があります。東西に大きく流れる筑後川にはいろいろな源流がありますが、東の起点(参考イラストマップ)はどうやらこの野上川のように思えます。

「野矢」地域はそんな野上川の流域にあり、きれいな里山風景が広がっています。私たちや多くの人の暮らしを支える筑後川がはじまるところだと思うと、ちょっと気になりませんか?

源流の里山を守る「Noya Village」プロジェクト

野矢で暮らす源流の人たちは、古くから山を開拓して田や畑にして暮らしてきました。しかし現在は野矢も高齢化が進み、せっかく作り上げてきた里山も荒れはじめているそうです。

そこで野矢の里山を守るため、農家の日野さん夫婦は固定種野菜をつくる伝統的な農業を地域で広めています。自分たち夫婦だけでなく、野矢地域のおじいさんやおばあさんたちにもタネを提供してみんなで栽培し、固定種野菜を特産品としていこうと取り組んでいるのです。

そうして野矢地域を「Noya Village = 固定種野菜自給自足のムラ」にしていきながら農業体験や田舎体験をしたい人を招くことで、持続可能な里山づくりを目指すといいます。(もし野矢に住みたい若い人たちがいれば、移住もできるだけサポートしたいのだそう。)

5月に開催された農業体験での田植えの様子

そんな「Noya Village」の活動を私たち福岡移住計画も応援しています。

そこで「はじめるひと」を応援するHOOD天神で、日野さんたちと固定種について学んで・はじめるためのプロジェクトをスタートしました。今回の記事では、5月に開催したHOOD天神でのイベント内容と、6月23日、27日に野矢で開催する農業体験イベントについてお知らせします。

日野さんたちと一緒に源流の里山を守りたい方、固定種野菜づくりに興味のある方など、ぜひ「Noya Village」の農業体験にお越しください。ご参加をお待ちしています!(詳細はこの記事末でご案内しています)

自分たちの食を自分たちで守りたい

どうして固定種なのでしょうか?日野さんが固定種の野菜栽培をはじめたきっかけは、「雄性不稔」という株のタネで野菜をつくる現代農業への違和感だっといいます。

簡単にいうと、雄性不稔というのはオシベがない株のことで、そのタネを使った効率的な農業生産が世界でも日本でも広く普及しているのだそう。そのためたとえば流通している大根を植えておいて花を咲かせると、ほぼオシベがないのだとか。HOOD天神でのトークイベントでは、参加者にオシべのある固定種野菜の大根の花が配られました。

雄性不稔を利用した農業は「なんだか自然じゃないな」と感じた日野さんたちは、自分の食は自分で守るために固定種だけ栽培していくことにしました。そして同じように感じる人たちがいれば固定種も選べるような選択肢を守っていきたいと考えています。先代から続いてきたタネで、自分たちで食べものをつくる人たちを増やしていくことも、Noya Villageは目指しているのです。

タネをまいて、タネを採る。固定種栽培はいのちの循環

日野さんは、タネからみると野菜は大きく2タイプに分けられるといいます。

1つはトマトのように、一般的に食べるところ(実)の中にタネが入っていて、タネまで食べるタイプ。もう1つは大根のように、食べるところ(実)とは別にタネができてタネは食べないタイプです。

どちらにしてもタネは自然とできて、そのタネがまた次の世代のいのちを芽吹きます。そしてたとえばトマトを食べるとき、私たちはタネのいのちもいただいていて、大根であれば花を咲かせてタネをつくるはずだった分の、タネのエネルギーごといただいている、ともいえるのです。

大根の成長過程を紹介する日野さん。普段見ない野菜の姿が新鮮だったという参加者の声も。

日野さんのそんなお話を聞いていると、いのちの循環やエネルギーの生態系循環の壮大さを感じました。タネがずっと続いてきているなんてすごいですよね。

ほうれん草のタネ。こんな風にトゲトゲしていたり、野菜によってタネも個性的。

HOOD天神でのイベントでは、こうした日野さんのトークのほか、固定種野菜の試食もあり、
日野さん:「この花はなんの野菜だと思う?」
参加者:「うーん、ゴマ?」
日野さん:「おしいっ、ルッコラでしたー」
のように味覚を楽しんだり、シンプルな調理でも「野菜の味が濃くて美味しい」と味わったりして盛り上がりました。

タネを採って、まいてみよう!

5月のHOOD天神イベントをきっかけに、日野さんが野矢で固定種きゅうりのタネをまいてくれました。このタネがどう育っていくのか、今後もレポートしていきます。

みなさんも、タネを採って、まいてみたいと思いませんか?
ぜひ6月の「Noya Village」農業体験に参加してみてください。

野矢の素敵な里山で、冬野菜のタネ採りだけでなく、大豆のタネまき、旬の梅での梅干しづくりなどいろいろ体験できます。自然や食について学んで、これからの暮らしについてみんなで考えてみませんか。

・開催日:2018年6月23日(土曜)、6月27日(水曜)
・時間:10:00〜15:00
・内容:大豆のタネまき、冬野菜(大根、小松菜、ルッコラなど)の種とり、海水塩での梅干し作り
・参加料金:「Noya Supporter」農業体験1回分
※「Noya Supporter」は一口¥12,000で4回農業体験できる会員制度です。
1人で4回使っても、4人で1回ずつ使ってもOKです。
※「Noya Supporter」には、Noya Passportをお渡しいたします。
参加ごとにもらえるスタンプを集めて、美味しいお土産や固定種野菜の種をゲットしましょう!
・お申し込み手順:
(1)「Noya Village」のサイトから「Noya Supporter」にお申し込み
(2)「Noya Supporter」フォームから希望体験日程にお申し込み
・実施場所:集合場所など詳細は「Noya Village」にお問い合わせください
(野矢駅へのアクセス
野矢までは車で天神から1.5時間程。野矢には電車でもアクセスでき、野矢駅は由布院駅の隣駅です。

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